方言の広がり方

方言は人の言葉によって伝わってきているもので、多くの歴史をもっていると言えるでしょう。昔の人々は移動手段が非常に限られた中で情報交換をし、生活をしていました。その結果として残っているのが方言となります。そのため方言ははじめからあったのではなく、都や人が集まりやすい場所から少しずつ広がってきたものであるとわかります。一般的に水が広がるようにして言葉は広がっていくと言われています。方言の場合も例外ではなく、ある場所に水が溜まっていて、それが少しずつ流れ出して息、途中で色や形を変えて、要所要所に蓄積して言ったものとなります。そのため陸を伝っていった方言がもっとも多いと言えます。しかし海を渡ることや、山を登ることは難しく、なかなかそこまで情報が行き届くことはあまりありません。それゆえに独自の文化が発展し、現代の方言になっているということもあります。また当然山を越え、海も越えて伝わっている方言もあります。また時にこの海などのおかげで新しい情報が新しい土地に行き届くということもあり、方言は実にさまざまな方法で広がっていきました。現代と違い、昔の言葉の伝達は口頭や紙面によるものです。そのため現代のような言葉の広がりのスピードは速くなく、長い年月を経て言葉が広がっていくということになります。言葉の速さの研究では、1500年前後では、言葉の速さというのは0.6km/年とも言われていて、非常にゆっくりであったことがわかります。